ルイ・ヴィトンの怪しい広告に注意!その商品は偽物です!
最近、YouTube・インスタ・Twitter・facebookなどで、「ルイヴィトン70パーセント割引」「ルイヴィトン19800円」や、「ルイヴィトン 閉店セール」などという広告を見ることがあります。このような広告では大幅な値引きが強調されているいるため、本物かどうか怪しいと思う人は多いのではないでしょうか。実際に、販売ページには怪しい点があり、詐欺に近いのではないかと思われる点もあります。この記事では、ルイ・ヴィトンが大幅に割引されている広告のおかしい点について紹介します。
広告について
ルイ・ヴィトンの怪しい広告の1つに、このようなものがあります。
このような広告には以下のような特徴があります。
- 大幅な値引率(例:188,000円から29,000円)で、70％オフや90％オフの場合が多い。他にも26000円や23500円、19800円、13800円、16800円などの場合もある。
- 「安心の一週間（返品・交換サービス）」や、「ハイエンド」、「15日無条件返品」、「激安」といった文言を含む
- ルイ・ヴィトンの財布やバッグの画像が表示されている
クリック先の通販サイトについて
広告をクリックした先のページは、商品の一覧、または商品ページになっていることがほとんどです。
商品の個別のページでは、タイムセールを行っているような表示があります。
この広告のおかしい点
ルイヴィトンを騙っている
広告や販売ページではあたかもルイヴィトンが公認しているサイトのように見せていますが、もちろんこれらはすべて偽サイトです。このことに関して、ルイ・ヴィトンの公式は、アウトレットの通販サイトは全て偽物であると明言しています。
ルイヴィトンを騙っている理由として考えられるのは、偽ブランド品を販売するためです。大幅な値引率も偽ブランド品であると思うと納得です。
実店舗（高島屋など）の閉鎖に便乗して、閉店セールを装っている
ある偽物を販売しているサイトにはこのような文章が書かれていました。
東京のオフライン実店舗の閉鎖に伴い、少量の在庫が非常に低価格で販売され、品質保証と代金引換が可能になります。
https://jp-kimbag.myshopify.com/products/ref-m61864
実店舗の閉鎖のために、在庫の一部は、代金引換で支払われる品質保証付きの低価格で販売されています。
https://lvghent.myshopify.com/products/%E5%AE%9A%E7%95%AA%E3%81%AE%E3%82%B8%E3%83%83%E3%83%91%E3%83%BC%E8%B2%A1%E5%B8%83-1
もちろんこれは嘘なのですが、昨今の情勢を考えると信じてしまう人がいるかも知れません。最近ではテレビのニュースのスクリーンショットを偽造して閉店を捏造している例もあるので、とても悪質です。
具体例として、最近では高島屋、そごう、西武などのルイヴィトン販売店の閉店を装っているものを見かけることがあります。特に、東京の実店舗への偽装がとても多いです。
存在しない事実を書いていることがある
先程の実店舗の閉鎖詐欺以外にも、「日本の税関は密輸されたブランドバッグを大量に押収しました」のように、押収したブランドバッグを販売していると嘘を書いている例もあります。
日本語がおかしい
あるサイトの販売ページの注意書きには、「宅配業者が品物(販売商品)を購入者にお届けすると際に、その代金等をお支払いください。」という表記があります。明らかに「と」が不要ですが、修正されていません。
そのため、日本人によるチェックが行われていないと言えるでしょう。
タイムセールは嘘
販売ページでは「期間限定」などと表示し、あたかもタイムセールを行っているように表示していますが、実際はタイムセールを行っているように見せるために、常時タイムセールと表示しているだけです。
支払い方法が代引きしかない
通販サイトではクレジットカードなどの支払い方法が使用できることが一般的ですが、このサイトでは代引きしか使えません。これらのサイトの商品は送料無料を謳っていますが、商品ページには送料についてのことが一切書かれていないので、商品の代金以外にも高額な送料を請求される危険性があります。
画像は使いまわし
このサイトでは、他の通販サイトのバッグや財布の写真を無断で使用しています。それどころか、ルイヴィトンの公式の画像をそのまま使っている例もたくさんあります。
しばらく経つとサイトを消して証拠隠滅する
このようなサイトの中には、時間が経つとサイトごと消えるものがあります。これにより、証拠隠滅や返品などの連絡を回避しているため、とても悪質です。
二度と復活することはない。
また、最近ではサイトで販売しているものをルイ・ヴィトンのバッグから全く別のものに変えることにより、証拠を隠滅する例が確認されています。ルイヴィトンの広告だったのに、アクセスしてみると実際にはトートバッグを売っていたという例があるのはそのためです。
口コミ・評判は？
このようなサイトの口コミや評判はもちろん悪いです。一例として、以下のような口コミがあります。
めちゃ詐欺ですね
知らずカバンと財布かってしまった…商品はとどきましたが財布は箱に中国語でなんてかいてあるかわかりませんでした…
カバンはパリとかいてありましたが…安いのにひっぱられた私もわるいんですが…
その後に友達にたのまれ注文しましたが1ヶ月まったあげくキャンセルになっていて電話しましたがつながらず…
再度注文しましたがこの情報をみてキャンセルMailをおくったのですが返事なし…受け取り拒否します
取り締まりをお願いいたします…
電話番号0345406145は注意が必要な電話【犯罪系】
業者について
運営会社には、以下のようなものがあります。（なお、この中には架空のものも存在します）
- ANEXSの通販ショップ
- JPEXSの通販ショップ
- ONESの通販ショップ
- cvose株式会社
- Hefei Guyu Advertising Co., Ltd.
- 佐藤製袋貿易株式会社・佐藤ショッピング（架空の会社）
また、偽サイトは以下のような偽の住所を使用している場合もあります。
また、会社概要を実在の会社(株式会社 LOUIS VUITTON)や店舗(りんくうプレミアムアウトレット、横浜高島屋、玉川高島屋など)に偽装している場合もありますので、十分注意してください。
偽装された実店舗の例
- 高島屋
- イオン
- さんすて岡山
- 三越
- なんばパークス
- グランフロント大阪
メールアドレス一覧
- tiniuorenpg89@gmail.com
- postmaster@herminen.com
ルイ・ヴィトンの偽サイトの名前一覧
ルイ・ヴィトン等の偽物を販売しているサイトは非常に多いため、サイト名の一覧を見たい方は下の[+]を押してメニューを開いてください。また、ページ上部のサイト内検索も合わせてご利用ください。
サイト名には特に、"LouisVuitton"に似た文字列がサイト名に入っていることが多いです。また、このようなサイトでは、ルイヴィトン以外にもグッチやエルメス、LOEWEの偽物を販売していることがあります。
まとめ
ルイヴィトンを格安で販売しているサイトはほとんどの場合偽物を販売しており、詐欺に近いことをしています。そのため、このようなサイトからは絶対に購入してはいけません！
また、この記事に示した怪しい点に該当するような広告や通販サイトにも要注意です。